平成28年度3年生伊藤講義
今年は、質問は、ほとんど無かった。ほとんどは「なし」・・・どう理解して良いのやら。
ちなみに、昨年度の講義の質疑応答は、ページの一番下にあります。←ク
リック
12/1(木)4限
・日光角化症の組織について詳しく教えて下さい
1つは表皮内の変化です。表皮基底層から有棘細胞層中層に異型(細胞の大小不同、核の腫大、核分裂像など)な表皮細胞がみられます。これらは、表皮に限局
していて、毛孔や汗孔部は正常のままです。日光「角化症」と言うごとくに、角層が肥厚して角化が亢進します。不全角化、顆粒細胞層の菲薄化がみられます。
角化が著しい場合は、皮角(角状に突出)になります:講義プリント参照。表皮内の有棘細胞癌(SCC in situ)です。
もうひとつの変化は、真皮にあり、「日光変性」で真皮の弾性繊維の増生と、これがHE染色で好塩基性変化(青色)にみえます(日光弾性症:Soler elastosis)。表皮真皮境界部に、炎症細胞浸潤を伴います。
12/1(木)5限
・過去問に出ていた問題だと嬉しいです
・例年通りお願いします
・ガイドライン出るなら、しぼって欲しいです