兵庫医科大学病院 皮膚科
下肢静脈瘤治療の紹介



施設:兵庫医科大学病院 皮膚科
担当責任者:伊藤孝明

初診外来日:水曜日(特定機能病院のため原則として受診には紹 介状が必要で す)

手術日:入院手術は火曜日・木曜日

治療内容:うっ滞性湿疹・潰瘍を伴う下肢静脈瘤

手術治療:高位結紮切離+複数不全交通枝結紮術を基本術式とし て、重症例で はストリッピング手術(原則鎮静剤併用局所麻酔)、静脈瘤治療と同時に皮膚潰瘍に対する植皮術を行うことがある。

静脈瘤手術例数:平均100肢/年(皮膚悪性腫瘍等を含む当科の手術件数は約400例/年)

入院外来:原則として入院手術(2泊3日〜7日)

硬化療法:原則として施行していない。(関連施設の武庫川田中病院皮膚科で月曜日の午後に施行:予約制)

硬化療法例数:平均15肢/年(武庫川田中病院での件数)

初診から手術までの待機期間:約2ヶ月

術前検査法:視診・触診、ドプラ聴診、超音波断層検査、MRI静脈撮影、APGなど。


その他:

 当科は皮膚科ですので、皮膚悪性腫瘍の治療が優先されますから、下肢 静脈瘤の手術は、予約順になります。
 硬化療法を希望される患者さんには今のところ他の施設を紹介 しています。
 初診に際しても原則紹介状が必要で、本院地域医療室経由で受診予約し て頂きますが、受診まで約2ヶ月、初診後から手術まで約2ヶ月待機していただかないといけない状態になっています。

その他のその他:

 インターネットや誤った取材を元にして出版された本で、下肢静脈瘤治 療が誤解されています。
  これから予想される下肢静脈瘤血管内焼灼(レーザー、ラジオ波)の大ブレイクで、不適切な治療が行われる可能性をとても心配しています。
 美容目的を除くと、高位結紮切離+不全穿通枝結紮が最も優れた治 療と考えています。重症例では ストリッピング手術も必要と思います。
 今後は、血管内レーザー焼灼やラジオ波(高周波)焼灼が一般的になると思いますが、当科では
ラ ジオ波(高周波)焼灼術の導入を予定しています。