伊藤孝明の
皮膚外科のお話

2.軟性線推腫soft fibroma
多発するものは小さい(3mm以下)。単発性は大きくなるものもある(2cmまで)。柔らかい。垂れ下がる(懸垂状)のものもある。
中年以降には、ほぼ誰でもできる、いわゆるアクロコルドンの多くはこれ(一部は脂漏性角化症)。首や腋に多発する。この腫瘍は、太っている人に多い。
治療:ハサミで切る。上手くハサミでチョキンと切った方が瞬間的に切除でき、局所麻酔の注射より痛みが少ないため。
または、摘出手術。放置(しても悪性化はない)。