医局制度

「医局制度」

 医局制度が問題で、これを廃止すべきという意見や既に廃止した、というような話を聞くが、これは医局制度に問題があるのではなくて、問題のある医局=講 座の「教授」が問題なのである・・・と断言する。
 おそらくネットで検索すると、きっと「○○が問題なので医局制度を廃止すべきだ」というような話がたっぷり出てきそうな気がするが、それはその医局に問 題があるのではなく、単にそこの「教授が問題」なのである。
 それはなぜかと言うと、教授というのは(そうでない人もいるが)何かの専門家で、その専門領域について研究し(医療に役立つか邪魔かは別として)その研 究論文が認められ教授に立候補し、教授会で選出された者であるから、その自分が専門とする領域についてしか専門ではない(当たり前)。
 そんな、いわゆる専門バカでしかない者が、人事権を持つとろくな事はない。
 しかし、教授のすべてが「専門ばかでしかない者」でもない。
 
 一部の問題のある教授のいる医局をみて、医局制度に問題があるなどと言っている評論家やマスコミの方が問題である。

 ちなみに、こういう教授や医局に擁護的意見を言う者は、所属する医局の教授にゴマをする者の意見のように読まれがちだが、私は違う(ゴマをすったことが ない)ので追記しておく。