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当科における臨床写真整理・保存の歴史
兵庫医科大学創立時より、一眼レフカメラと35mmスライドフィルムを用いて臨床写真を撮影してきた。
現像されたマウントスライドフィルムに、写真台帳を見ながら、患者データを小さいシールに手書きして、これを貼り、症例カンファレンスや学会用に使用していた。
約10年前にパソコンデータベースを利用したスライドシール自動作成システムを構築した。
2001年1月より、写真はすべてデジタルカメラで撮影することにした。
解像度と色数の検討
皮膚科医の眼には、どれだけの解像度と色が必要か・・・の検討を行った。
1024×768ドット、6万5千色以上が必要。
圧縮規格の検討
JPGの1/4〜8圧縮でもほぼ問題ない。
デジタルカメラの検討
1999年に、オリンパスC-1400XLを購入し、デジタルカメラによる写真撮影を試験的に開始した。
1280×1024ドットの解像度を持つ 一般用一眼レフデジタルカメラ。
現在は、
オリンパスE-10とフジフィルムS602を使用している。
写真データの整理方法の検討
写真データの名前=ファイルネームの問題
1台のデジタルカメラで撮影して、記録メディアを抜き、初期化して再び撮影を始めると、前回取り始めと同じファイルネームになってしまう。
同じファイルネームのデータをパソコンの同じフォルダにコピーすると、1つ前の同じ名前のデータは上書きされて失われる。
ファイルネームを撮影年月日分秒のデータに置き換えて保存する方法が便利であることが判った。
平成15年5月24日朝10時50分30秒に撮影した写真のファイルネームは
030524-105030.jpg ・・・・外来用カメラ
030524S105030.jpg ・・・・手術室用カメラ
030524B105030.jpg ・・・・病棟用カメラ
欲しい写真整理システム
最初にパソコンを使わずにデータをコピーできる
マウスを使ってのファイル移動やコピーしない
簡単に写真整理・検索ができること
医局内で写真整理して、カンファレンス室で映写できること
サーバーは室温管理できる部屋に設置する
完全に医局内の閉鎖ネットワークで運用する
大震災でもデータは守れること
難しい仕組みにしない
まえおき
臨床写真をデジタルカメラで撮影して、それを保存し、必要な写真を検索(カルテ番号)して、表示、映写するシステムを構築し、今のところうまく動いている。
今(2003年6月)現在、日本の皮膚科教室において、デジタルカメラで撮影した臨床写真をすべて一元管理しているところは、どれだけあるか知りませんが、自分自身のわずかな経験を生かして、システムを構築する方法を考えた。
すべて理想から始まっているので、・・・・
これから、システム構築される皮膚科学教室の先生方へ
充分検討してから導入して下さい。
メールを頂ければ、私の判る範囲でお答えします。
一番良い方法は、複数の施設でまとめてソフトを作成することです。
そのためには、「どの様な環境で使うか」をまず考えなければなりません。
たとえば、兵庫医科大学皮膚科学教室では、
デジカメからはカードで写真データを動かすこと(カメラからUSB経由ではデータを入れない)。
絶対にデータを失わないこと。
そのためにまず、パソコンを使わないでバックアップする。
現在は2種類以上の製品があります。下記
http://www.iodata.co.jp/products/mo/2002/modsu640/index.htm
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/m/mo-d640u2/index.html
データはサーバーに置いて、それを複数のパソコンで利用できるようにすること。
サーバーとして使うパソコンは電源を切らない(恒温室に置いています)。
システムはWINDOWS2000を用いる。システムのバージョンアップは基本的に考えない。
写真データは最低3重バックアップ(コピー)しておく。
医局内ネットワークは絶対に外部とはつながない(患者さんのデータなので)。
業者のメンテナンス回路もやめる。
将来的に閉鎖ネットを外来や病棟に敷いて使えることも考慮する。
現在医局内ネットワークには、休憩中のものも含めて6台のパソコンがつながっています。
カンファレンス室での映写はDLPプロジェクタを用いる(液晶Pは使わない)。
従来の患者データベースともリンクさせる。
簡単に使える。
簡単に改造できる。
安く構築する。
現在は
複数のソフトの組み合わせで、簡単に処理出来るようにしたい。
無料ソフトのデジカメ用ファイルコピーツール Scotch Ver.1.1
http://www.ne.jp/asahi/nomy-g/home/lib/scotch/index.html
Softec社のVisual Shot(定価5,980円)
http://www.softec-inc.co.jp/visualshot/index.htm
の2つを、
マイクロソフト Visual Basic Ver.6を用いて さらに便利に使えるようなソフトを作成した。
マウスを用いたパソコン内でのデータ移動やコピーは絶対にしない!!!ソフトが良い。
ソフトは、ひとつのファイルで動く形にしない方が賢明
・・・運用を変更したいとき、ソフトそのものを変更する必要がある。
・・・・・そのため、ソフト本体とは別のバッチファイルで機能していく形にして、運用が変わった時は、バッチファイルだけを変更する
ソフト会社には、セカンドオピニオン、サードオピニオン以上が必要であることを忘れない!!
しばらくお待ち下さい。