皮膚科試験内の私の配点少なく、全体の1/4〜5の配点しかありません。
喜多野、夏秋分は、がんばって下さい。
私の4年生の講義は4回だけでしたので、試験の配点は少ないです。
今年も試験問題を募集していましたが、メールがなかったので、もう作成してしまいました。
質問は、いつでもメールで受け付けます。
毎年通りで、質問の受付はメールのみとします。
質問の内容や返事は、このページで公開します。
質問メールがありました。
このページの下に書いていきます。
2002年度4年生皮膚科試験の伊藤担当分のヤマ
※問題は3問、配点は平等ではありません。
1.皮膚外科関連
皮膚外科というと、腫瘍外科と再建外科ですが、主に再建外科の話をしました。
目立ちにくいキズに縫う「真皮縫合」。
局所皮弁(Z形成術、W形成術、二葉皮弁)、遠隔皮弁、遊離皮弁など
植皮(全層と分層植皮)、植皮の方法
熱傷の局所治療
2.癌に関連する病態から1問
癌が生じる病態について、皮膚腫瘍や皮膚の障害が原因になって、癌が生じる病態について・・・などが重要。
3.皮膚潰瘍について
皮膚潰瘍の原因・・・外傷、熱傷、循環障害(動脈性、静脈性)、局所循環障害(褥瘡)、糖尿病性などがあるが、もう少し詳しく、どんな病態で生じるか?、どこに出来やすいか?どのように治療するか?
昨年の4年生への試験は、2人を除いてほぼ全員が合格点だったので、今年は応用問題にして難しくする予定。
質問メール
と
回答
※回答したからと言って、その問題を出題する、というのではありません。
タイオーバ法について、もう一度教えてください。
回答
遊離植皮の古典的固定法。古典的ながら現在でも一般的な方法です。
全層または分層で採皮した皮膚を、皮膚欠損部に固定します。
下に図を書いてみましたが、なかなか難しいです。
http://itotak.m78.com/syugi1.html
の「カミソリを用いた鶏卵大の植皮」のところをクリックしてビデオを見てください。
ADSLだと、テレビ並みの画像で見られますし、ISDNでも見れるファイルも用意してありますので。
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レーザー・トレラ症候群が、悪性腫瘍と合併する場合の病態が、教科書に書かれていなくてわかりませんでした。教えてください。
回答
「病態」という言葉の選択は良くなかったですが、レーザー・トレラ症候群またはレーザー・トレラ徴候については、短期間に、脂漏性角化症が多発し、皮膚そう痒症を伴うもので、この状態が見られる場合に、内臓悪性腫瘍の合併がみられることがある、というものです。腫瘍免疫の低下の可能性が考えられますが、これについて詳細に記載したものは見あたりません。しかし「良性腫瘍の多発が内臓悪性腫瘍に関連する」ので、国試的にも重要です。
常に質問メールを待っています。